洗車 研磨 コーティング

研磨
研磨

美しい洗車と美しい磨きが美しいコーティングを実現する

愛車の美しさを引き出し、強力に保護をするコーティング。新車ディーラー、ガソリンスタンドなど、色々な所で勧められる事があるでしょう。自動車用品店やホームセンターでも色々な特徴をうたったコーティング剤、ワックスなどが目に留まります。
それらのコーティング剤は、私達から見ても、程度の差こそあれ、ほとんどが良い物だと思います。
しかし、その良さを引き出すには、しっかりとした下地処理が必要だという事を知っている方は、コーティングを勧める側でも多くありません。知っていたとしても、その技術を持ち、実際に施工できる店舗は多くないのが現実です。

コーティングは塗るだけで塗装の汚れや傷を消し去り、美しい光沢を与える。そんな魔法の薬ではありません。車を美しく仕上げるには、コーティングをする前の状態で、塗装面を美しく仕上げる洗車と研磨の技術が必須なのです。

私達プロの間では、素肌が荒れている上への濃いメイクと、素肌自体を美しくしてからのメイクによく例えられます。いかに素肌自体を美しく仕上げるかが、最終的な仕上がりに大きな違いを生むのです。

※洗車により傷付いた塗装と研磨後の塗装。境目より上側が研磨後です。(コーティング施工前です)

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塗装研磨 ~削った塗装は戻らない。削り過ぎない研磨技法

塗装についた細かな傷や、クレーター状に凹んだウォータースポットなどは、機械を使い磨き込む事で消し、塗装本来の艶と発色を引き出していきます。
しかし、その美しさと引き換えに塗装はその厚さを減らしていきます。塗装表面を覆うクリア層の厚さは40ミクロン程度、最近は塗装が硬く、薄くなってきていますので、20~30ミクロンとなっています。(1ミクロン=0.001ミリ。サランラップの厚さが約10ミクロン)塗装は硬化の段階で表面付近に密な層が集まる性質があります。いたずらに深い研磨を行うと、この層を取り去ってしまい、塗装自体の耐久性を損ねてしまう事にも繋がります。
一方塗装表面は酸化した膜が覆い、新車であっても少しもやがかかったようになっている事が多いです。この膜を除去する事により、美しい映り込みを引き出す事ができます。

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一般的な磨きは、粗さの違うコンパウンド(研磨剤)を使い、3~4工程に分けて行います。コンパウンドでついた傷(バフ目)を徐々に小さい傷へと置き換え、最終的に肉眼で認識できない微細な傷へと置き換えて行く作業となります。結果的に、除去したい傷の深さ以上に研磨してしまう事になっていまいます。軽い研磨で2~3ミクロン、傷取り研磨で5ミクロン程度、ハードな研磨ですと10ミクロン以上の研磨量となってしまいます。

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当店の磨きは従来の磨きと全く違う、「ダブル研磨技法」を採用。研磨力の弱く、通常では艶出しや最終仕上げにしか使われないダブルアクションポリッシャーを使用し、少しずつ研磨を行います。しかし肉眼で確認できるようなバフ目がほとんど発生しない為、1~2工程で仕上げる事ができます。

バフ目を消す為の研磨が必要ない為、傷の深さ以上に研磨する事がなく、限られた塗装の膜厚を最大限残す事ができるのです。軽い研磨や通常の傷取り研磨では1ミクロン以下から多くても1~2ミクロン。ハードな研磨でも5~6ミクロン程度の研磨量で済みます。

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※上の写真で実際に研磨した塗装の厚さを計測いたしました。かなり洗車傷が酷い状態だったにも関わらず、わずか0.8ミクロン(0.0008mm)の研磨量でした。

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