新車から10年キレイ!長く美しく保つ方法

いつもビューティフルカーズの洗車・コーティング用品をご利用いただき、誠にありがとうございます。

会社の中で一番クルマが汚い私がビューティフルカーズの正しい洗車方法を学び、クルマを美しくしていく日々の奮闘をお届けする「汚車0(オシャレ)日記」。前回は村上社長の「アトレー」に続いて、高橋副社長の「ヤリスクロス」を洗わせていただきました。今回はいつもと趣向を少し変えまして、ビューティフルカーズの正しい洗車を追求した最高傑作「RENAULT LUTECIA R.S. / ルノー ルーテシアR.S.を徹底解説していきます!是非最後までお付き合いお願いします。


1、これこそが正しい洗車の何よりの証拠!新車から10年でも美しい!

ドドーン!

こちらが先日2月1日に部分研磨とコーティングを施工したビューティフルカーズのデモカー RENAULT LUTECIA R.S. / ルノー ルーテシアR.S. ( 以下、ルーテシア )  です。

ビューティフルカーズファンの皆様にはお馴染みかと思いますが、
最近ビューティフルカーズを知ったという方に向けてご紹介します。

201311月に発売されたモデルのルーテシアで、発売されて半年後の5月に新車として購入されました。

2014年?10年前!?

と驚かれた方はこちらのYoutubeの動画をご覧ください。証拠です(笑)
YoutubeのBEAUTIFUL CARS 洗車チャンネルの一番最初の動画で、当時のルーテシアの様子をみることができる貴重な映像です。

【グロスアーマー施工後13ヶ月】

信じていただけたでしょうか(笑)

ここから村上社長とビューティフルカーズ、そしてデモカー「ルーテシア」の10年の物語が始まりました。


2、11年の実験を経て誕生した、BEAUTIFUL CARS

村上社長は今の事業を始める前、新潟のカーディテイリングの会社で働いていた頃、キレイに磨いたお客様のクルマがしばらくすると傷がついてまたやってくる。
「せっかくキレイにしたのに、傷がついて残念だ。」と当時の会社の社長にお話しすると、「傷がつかなかったらもう来ないぞ。また俺たちが磨けばいいんだよ」と言われたそうです。

磨くということはクルマの塗装を削るということ。何度も削ると、いずれは全部無くなってしまう。
「だったら磨かないほうが良いのでは?」と村上社長は考えました。

秋田に帰ってきて大手自動車メーカーの関連会社の整備士の仕事についた村上社長は、ある実験を始めます。自分で購入した新車を「いっさい磨かずに丁寧に洗うだけ」という挑戦です。
この方法をなんと11年続けた結果、クルマにほとんど洗車傷がつかないことが証明されました。
今の洗車傷をつけない正しい洗車方法のはじまりです。
そして、もう一方でわかったことはコーティングもワックスも塗らないで洗っていると、5年を過ぎた頃から、徐々に塗装が痛んでしまうこと。これらの成果を体現してできたのが、洗車と磨き、コーティングのプロショップ「BEAUTIFUL CARS」なんです。


3、デモカー、ルーテシア号と次の11年の挑戦へ

磨かずに洗うだけの11年で、塗装が痛むことがわかった村上社長は、磨いてコーティングしたクルマは、正しく洗うだけで美しさを保てるのか」という新たな挑戦を始めました。

車庫に入れて保管して、全く走らなければキレイなのは当たり前!それではデモカーの意味がないので、普通に乗って走るし、青空駐車で保管しました。

当時の様子はこちらのブログからもご覧いただけます。
車に積もった雪の落とし方
なんなら普通の青空駐車より雪国で雪も積もるし、走ったら融雪剤もつくのでもっとハードです(笑)

10年経った現在の走行距離は、8万キロ以上。その結果のルーテシア号がこちらです。

どうでしょうか?めちゃくちゃキレイです。ではここからはどうやったら、新車を10年経ってもキレイな状態で保てるのかその秘訣についてご紹介します。


4、新車を長く美しく保つ方法

ルーテシアは新車購入時と6年目の2回だけ、研磨とコーティング行いました。(実は今回は不幸にも塗料がボンネットとルーフについてしまい、部分的に再研磨してコーティングすることになりました)
それ以外は、シンプルに正しく洗車をしているだけです。

…え?それだけ!?

はい、それだけです(笑)

世の中には多くの洗車用品や磨き屋、Youtubeの動画などがあり、クルマを美しく保つための様々な方法やアイテムがありますが、この10年の事実と実績に基づいた美しさこそが答えだと私は思います。

「世の中のプロ用コーティング剤は塗って拭き取る時に傷が付いてしまう物が多いと村上社長は言います。
コーティング剤を厚くつけるために、液体に粘性があったり、成分を溶かす溶剤の影響で、拭き取りの際に、クロスでボディーを拭き取った跡が、どうしても塗装面に傷として残ってしまうそうなのです。

コーティングをするときは傷を見るためのスポットライトは消す。お客さんに渡すときもスポットライトは消しておく。
そうやって傷をごまかすのが一般的だそうです。

村上社長はコーティングの特性や、クロスの管理、扱い方を探求して傷をつけずに施工することができる方法を確立されました。
なのでビューティフルカーズの施工ブースでは、研磨の際に使う、通称「いじめライト」という傷を包み隠さず浮かび上がらせるライトを消さずに施工します。もちろんお客様にお渡しする際もライトは消しません。

「お客様はこのライトの下だとキレイに見えますね〜と言ってくれるけど、逆なんだよね(笑)」と村上社長は言います。キレイに見せるためのライトではなく、傷が丸見えになるライトで当てても傷がないからキレイに見えるのです。


5、実験の期間を11年と決めている理由とは

「クルマは11年目に車検がくるんだけど、この頃になると、どうしてもいろんなパーツにガタが来るんだよね。」

ハンドルの上部中央部分のマーカーの赤い糸は、長年の運転で擦り切れています。

エンジンルームのボンネットについているカバーはエンジンの熱で痛んでしまい、その部分を切り取ったのでボロボロ

ターボの過給圧がかかるインテークパイプの接着部分が剥がれてしまい、部品交換したそうです。

写真はエンジンマウントですが、このように各所に使われるゴムパーツは、経年劣化で硬くなってしまうので、交換が必要になってきます。

塗装面にも汚れや傷ではない、ピンホールと呼ばれる点々が見えます。

このように10年経って、完璧ではない。だけど美しい。このリアルな感じが良いと村上社長は言います。

傷んだところは、お金はかかるけど、その度に直したり、交換したりしながら乗り続けてもいいし、11年目までは新車の美しさを保ってキレイに乗りながらまた新しいクルマに買い替えてもいい。その一つのタイミングが11年なのだそうです。


6、境目がなくなる「ホライゾン」

子供のような笑顔で、ここから見てみて!ここから見るのが一番好きなんだよねと嬉しそうに語る村上社長のお気に入りの風景がこちらです。

ボディーに壁の白が鏡面反射して、その境目あたりがボヤボヤして水平線(Horizon)のようです。

傷ひとつないボディーとグロスアーマーというガラスコーティングが作り出す美しさです。

今回行った部分研磨とコーティングを施工した箇所は、ルーフとボンネットです。今回はサイド部分の施工は行っていません。

その仕上がりの美しさをご覧ください。

アップにしても、隅々まで宝石のようにくっきりです。

今回研磨していない側面にいじめライトを当てても、この程度の洗車傷しか見えません。

リヤも研磨していませんが、この美しさです。

新車の美しさを長く保ちたいという方には、私たちのようなプロの専門店でコーティングしてもらうことをおすすめします。コーティングすると汚れがつきにくくなりますので、その後の洗車がとても楽になります。2週間に1回程度、洗車後にビューティフルカーズのオンラインショップで販売しているコーティング剤の「イージーグロスコートナノ」イージーグロスコートプラス」で拭きあげることでさらに美しさを維持することができます。

「洗い方が雑だとか普通って言われるんだよね」と語る村上社長。
このルーテシアの美しさが何よりの答えです!!

確かな経験と研磨の技術、コーティングの技術、これに合わせたビューティフルカーズの正しい洗車を日常的に行うことで10年経っても息を飲むような美しさを保つことができます

11年目の車検まであと1年。まだまだ村上社長の挑戦は続きます。

 

2024年02月03日