トヨタ プリウスα スタンダード研磨+グロスアーマー

トヨタ プリウスα スタンダード研磨+グロスアーマーのご用命でご入庫いただきました。

DSC_6432

新車からまだ2年半という新しいお車です。オーナー様は、気に入って買った黒い愛車を、できるだけ綺麗に保とうと、何度かワックスがけをしたそうです。そのお気持ち良くわかります。しかし、残念な事に、大切にワックスをかければかけるほど、どんどん傷が増えて、見るに耐えない状態になってしまったそうです。ドアの開口部などは、白っぽく汚れが堆積しておりましたが、実はこれも、流れたワックスが堆積し、汚れを呼んでしまっているのです。傷も、細部の汚れも、ワックスが原因だなんて、普通は想像も付かない事だと思います。しかし事実はこのとおりなんです。当店は、一人でも多くの皆様に、正しい洗車方法を知っていただき、楽に、綺麗に愛車を維持する楽しみを知っていただけるよう、これからも努力して参ります。

まずは下地処理洗車を行いました。蓄積した汚れを、各種洗剤を使用し、ゴシゴシ擦ったりせずに、優しく除去いたしました。

このようなドア開口部も、ワックスをかけたお車はよく汚れます。

洗浄前。

DSC_6436

雨と一緒にワックス分が流れ込むのが原因です。

洗浄後。

DSC_6438

洗車完了後、ボンネットをテスト研磨。よい感じです。

DSC_6451

次は研磨作業を行いました。ご覧のとおり、ワックスがけで付いてしまった傷を、研磨で除去していきます。黒い塗装を研磨すると、太陽や水銀灯の光などで、研磨でついたグルグルとした傷が見えたり、コンパウンドの跡がオーロラの様にユラユラと見えたりするものです。それを防ぐ為に、通常は、それらの傷を埋めて目立たなくする物を使ったりします。また、研磨剤自体にも、傷を埋めてしまう成分が入っており、作業者が意図していなくても、傷自体が見えないという場合もあります。

当店は、傷を埋める成分を極限まで廃したコンパウンドを使用し、改造し研磨力を高めたダブルアクションポリッシャーで3工程に分けて研磨する事により、研磨傷やオーロラを出さずに、塗装表面自体を美しく仕上る事が可能です。埋める成分に頼らず、塗装本来の美しさを引き出すことにより、長く、美しさを保つ事ができるのです。

また、通常のシングルポリッシャーでハード研磨をしますと、5ミクロン程一気に塗装を削ってしまいますが、傷の深さ以上に研磨しない当店の研磨方法ですと、こちらのボンネットで2ミクロン(0.02mm)程の研磨量となっております。塗装全体の厚さが約100ミクロン(0.1mm)、そのうち、問題なく研磨できる部分が10ミクロン程度ですので、非常に塗装にも優しい研磨方法である事がお分かりいただけるかと思います。…と、申しましても、やはり、塗装は削らないに越した事はございません。この様な深い傷を付けない洗車、お手入れを行っていただく事により、1ミクロン以下の研磨で新車以上に美しい状態を作り上げる事ができますし、その分研磨の費用も抑える事ができます。

しかし、わずか2ミクロンの傷が、ここまで見えてしまうなんて、人間の目は凄いものですね^^

研磨前。

DSC_6456

研磨後。

DSC_6459

パーツの境目が、研磨前と研磨後の境目。

DSC_6462

当店が採用している、改造ダブルアクションポリッシャーによる研磨は、世界的に最先端の研磨方法で、まだ一般的に広まっておりません。また、その中でも、世界トップクラスの2社の技術講習を受け、それを独自にミックスした研磨方法を採用しております。先日の東京オートサロンでは、現在世界中で注目されている、日本発のカーディテイリングブランド「KAMIKAZE」認定ディテイラーとして、出展車両の研磨、コーティングを行ってまいりましたが、その際にも、当店の研磨方法が、まさに現在世界最先端、最高レベルの仕上がりを実現する研磨方法である事を再確認する事ができました。従来の方法での研磨でも、一見綺麗には見えると思いますが、様々な状況で、レベルの違う美しさを感じていただけると思います。

研磨前。

DSC_6469

研磨後。

DSC_6470

研磨前。

DSC_6473

研磨後。

DSC_6474

研磨作業の途中、お車を外に出し、仕上がり具合を確認いたしました。普通は作業場で見えない粗を見る為に外に出すのですが、当店の場合は逆なんです。作業場で見え過ぎている物が、実際はどう見えるのかを確認する為に外に出します。

塗装面の傷が一番気になるのは西日の光といわれます。当店の作業スペースは、この西日を再現できる照明を選んで設置し、さらに外の光を遮ることで、塗装面の状態をできるだけ正確に把握できる環境を作っております。通常では見える事が無い、研磨で付く微細な傷までも見えてしまいますので、この中でしっかりと仕上げるには、従来とは全く異なった技術が必要となります。「見えないから出来ていると思う」のではなく、「しっかりと全てを確認し、受け入れる」事により、日々より良い仕事を目指し作業させていただいております。下地がしっり仕上がっている事が、美しいコーティングの基本です(^-^)

DSC_6489

研磨作業完了後、3層のグロスアーマーの施工を行います。

DSC_6492

DSC_6519

 

3工程のグロスアーマーの施工が完了し、全ての作業が完了いたしました!

DSC_6501

DSC_6514

お車をご覧になったオーナー様、「うわぁ…綺麗になったぁ…。」と感激されておりました。お車を大切にしたいとの思いで、ご自身で一生懸命お手入れをされたのに、何故かどんどん傷だらけになってしまった愛車が、再び輝きを取り戻した姿をご覧になり、「新車になった」と少し涙ぐんでいらっしゃった様にも見えました。施工した私も感動して、涙が出そうになってしまいました。

ソリッドブラックという色は、例え私共が洗車しても、どうしても、洗車傷が見えてしまいます。しかし、深い傷を入れず、できるだけ浅い傷に抑える事により、十分美観を保つ事ができますし、グロスアーマーの補充などにより、目立たなくさせる事も可能です。また、再研磨する際にも、軽い研磨で済みますので、塗装への負担も小さく、費用も抑える事ができます。オーナー様も気になさっておりました、タールピッチなど、通常の洗車で落ちない汚れですが、無理せずに当店にご相談ください。各種洗剤を使い、汚れを溶かし、マイクロファイバーで撫でるように、できるだけ優しく除去いたします。

この度は数ある施工店の中から当店をお選びいただき、誠にありがとうございました!

DSC_6517

2015年03月14日
メーカー:
ボディタイプ:
ボディカラー: