日産 フェアレディZ 軽研磨+ビューティフルコート
日産 フェアレディZ。軽研磨+ビューティフルコートのご用命でご入庫いただきました。日産ディーラーから中古車でご購入されたお車です。最初は艶があったのに、だんだんと、細かい傷が気になってきたとの事です。全体的に、ポリッシャーで研磨した際の磨き傷がついておりました。納車当時はワックスなどでその傷を隠していたのですが、月日が経ち、その効果がなくなり、傷が目立ってきたのだと思われます。
オーナー様に気持ちよくお乗りいただけるよう、明日より精一杯作業して参ります!
ご予算の関係で、ビューティフルコートの前に軽研磨を加える形での作業となります。下地処理洗車後、研磨作業を行います。
ボンネットとルーフは、水ジミが酷く、塗装を侵食して、クレーター状の窪みとなってしまっています。
研磨前。
塗装の膜厚を計測したところ、以前にも研磨が行われたのか、薄くなっておりました。このクレーターは、通常の研磨では、膜厚が減るばかりで除去できません。一度ペーパーをかけてから研磨する事が必要ですが、そうしますと、およそ5ミクロン(0.05mm)ほど削る事になってしまいます。今回はご予算の関係で軽研磨をお選びいただいている事と、薄くなっている塗装をこれ以上減らさないよう、通常の研磨のみとさせていただきました。この場合、1ミクロン以下で、膜厚計の誤差の範囲に収まる程度の研磨量となります。
研磨後。やはりクレーターは残ってしまいました。しかし、見た目には、かなり綺麗になりました。
細かい傷が気になったオーナー様は当店にいらっしゃる前に、購入されたディーラーにご相談したそうです。ディーラーは一度車を預かり、研磨を試みたようですが、「研磨したけど、消えませんでした」と言われたとの事。傷はそのままに、ポリッシャーで磨いた際のオーロラ傷が全体に付いておりました。傷を消してほしいと相談したら、余計傷付いて帰って来たという現実…残念な事です。当店が専門に行っている、「研磨」とは、簡単な事と考えられがちなのですが、お客様の大切な愛車の塗装を削る。という大変重要な行為であり、決して簡単なものではありません。
この深い傷は、ポリッシャーに異物を噛み込んだ跡だと思われます。
研磨前。
研磨後。ちなみに、これは1工程目の研磨です。これでも十分綺麗なのですが、この後2工程の仕上げ研磨により、微細な研磨傷を無くしていきます。
最終仕上げ作業中です。
リヤフェンダーは、一面が研磨跡と洗車傷に覆われていました。
中央より右側が1工程目の研磨後です。傷が無くなっているのがお分かりでしょうか?
仕上げ工程まで完了した状態です。
フェンダーが研磨後。バンパーが研磨前。研磨傷、オーロラ傷が目立ちます。
研磨後。軽研磨ですので、深めの傷は残っております。スタンダード研磨ですと、さらに丁寧に研磨いたします。
研磨前。
当店は研磨の重要性を知っているからこそ、軽研磨といえども、他店が本気で行う研磨以上の仕上がりが当たり前と考えております。「軽研磨=消えない傷や研磨傷が沢山あっても良い」ではありません。軽研磨であれ、大まかな部分はしっかり研磨できて当たり前です。当店のスタンダード研磨、プレミアム研磨は、さらにパネルの隅の数ミリまで精密に、究極の仕上がりを目指し、じっくりと時間をかけて丁寧に仕上げていく作業となります。
研磨後。
角の様に見えるオーロラ傷。
研磨前。
研磨後。
傷の目立つピアノブラックのピラー。
研磨前。
研磨後。
この後、ベースにフッ素樹脂コーティングを行い、さらに通常のビューティフルコート2工程を施工。合計3工程の施工を行い、全ての作業が完了いたしました!
軽研磨+ビューティフルコートと、比較的お手頃なコースでの施工ですが、いただいた時間の中で全力を尽くしました。大変にやりがいのある作業でございました。
こちらのお車は女性のオーナー様です。お車をご覧になり、「綺麗!」とおっしゃってくださいました。このフェンダーの造形がお気に入りとの事です。気になっていた傷が無くなり、美しく輝く愛車を見て、とても嬉しそうになさっていました。ボンネットとルーフの重度の水ジミによるクレーターは残念でございましたが、これからは正しい洗車方法、メンテナンスを行っていただく事により、これ以上の悪化は防ぐ事ができると思います。今後板金塗装での修理を検討される際は、ぜひ当店までご用命くださいませ。提携工場による、最高品質の板金塗装でお応えいたします。
いつまでも美しい愛車にお乗りいただけますよう、当店も全力でサポートさせていただきます。洗車ができない時や、通常の洗車では落ちない汚れが付いた時などは、ぜひお気軽にご相談くださいませ。
この度は、数ある施工店の中から当店をお選びいただき、誠にありがとうございました!