融雪剤で愛車が錆びる?!誰でも簡単にできる洗車方法

副社長です。雪が降る地域では、日々の除雪や雪道の運転が大変ですね。私も、豪雪地域出身のため、身をもって大変さを理解しています。

とはいえ、除雪はどんどん道具や設備が便利になっていますし、雪道も昔に比べれば大変快適になっています。
「大寒波が到来で大雪警報」ということになると、それはもう一大事ですが、例年の積雪量を超えない範囲であれば、技術と努力で克服できることだと思います。

ただ、その利便性を追求した結果、生まれた弊害もあります。

雪が降っても、交通の安全性を確保しようと、道路に撒かれるものがあります。それが、融雪剤です。

融雪剤は、人々が安全に車で走行するための工夫です。人命が一番大事です。しかし、車のことも大切にしたいと考え始めている私としては、融雪剤の車への影響がとても気になります。融雪剤について、その影響と対策をお伝えします。

【目次】
■融雪剤とは?
■融雪剤は、車が錆びる原因となる?
■融雪剤の落とし方

融雪剤とは?

融雪剤は、白く粒状のものが多いです。一般的に市販されている「融雪剤」を調べると、その主成分は塩化カルシウムと表記されています。そのため、略されて「塩カル」と呼ばれることがあります。他の成分としては、塩化ナトリウムや塩化マグネシウムなどが含まれます。中には、無塩凍結防止剤という名称で、尿素を主成分とするものもあります。

国土交通省のホームページでは、道路に散布されるものを「凍結防止剤」という名称で呼んでおり、その主な成分は塩化ナトリウムや塩化カルシウムと表記しています。

融雪剤の効果

融雪剤の効果は、大きく2つあります。

1:融雪
雪が溶けて、除雪が楽になります。

2:凍結防止
路面が凍るのを防ぎます。
(水に融雪剤の成分が混ざり、氷になる温度が0度よりも低くなるため、凍結しにくくなります。)

融雪剤は、車が錆びる原因となる?

国土交通省のホームページでは、「自動車への影響については、凍結防止剤の主な成分である塩化ナトリウムや塩化カルシウムが、自動車などの金属を腐食させるかどうかは、その濃度に依存しますので、一概に判断することができません。」と、記載されています。
引用:国土交通省

しかし、融雪剤・凍結防止剤の主成分が錆の発生を促進するのは事実です。

「塩分は吸湿性が高く、大気中の水分を吸います。金属に塩が付着すると、その塩が水分を吸収し、この水分が金属のさびを進めるのです。」
引用:日経XTECH

融雪剤は、下回りにもボディにも付着し、そこに小さな傷があれば、錆が進行します。
そのため、とにかく早く流し落としたいのです。

融雪剤の落とし方

プロは、早く錆の原因となる「融雪剤」を落としたくて仕方ありません。

1)高圧洗浄機で洗い流す
融雪剤・凍結防止剤の主成分である「塩」は、水で流れます。とにかく早く、流しましょう。高圧洗浄機をお持ちの方であれば、下回りも流しましょう。ホイールハウスやタイヤのホイールもしっかりと流すのが良いでしょう。
ボディは、洗車するのが一番良いですが、時間が無ければ、高圧洗浄機で流すだけでもやりましょう。

2)カーシャンプーで洗車する
付着してすぐの融雪剤の汚れであれば、カーシャンプーで簡単に落とせます。
さらに、洗車した後に、汚れと共に流れ落ちるコーティング剤を塗布することで、次の洗車が楽になると同時に、美しさをより保つことができるようになります。

ビューティフルカーズの弱酸性カーシャンプーは、泡切れが良くすぐに洗い流せて、楽に短い時間で洗車ができます。
イージーグロスコートナノ(コーティング剤)は、均一化されたコーティング成分が、塗装面の汚れに侵入し、除去しながら皮膜を形成していきます。それによって、施工後は汚れが付きにくい状態になります。

早く、楽に洗車して、大切な愛車を美しく保てるよう、ビューティフルカーズは、正しい洗車方法と洗車用品をお届けしていきます。

2023年12月26日