純水器を導入しました!

DSC_3397

水の電気抵抗を測って、水の中のイオン濃度を測るTDSメーター。0ppmを示しています。水は電気を通すものですが、何も混ざっていない純水は電気を通さないんですね。

当店では、水道水から純水を作り出す純水器を導入いたしました。この装置の効果を実験いたしましたので、ご紹介いたします。

炎天下でご覧のように水道水を吹きかけ、そのまま乾燥させてみます。どうなるかお分かりですか?

DSC_3386

まだ一部水滴が残っていますが、ほぼ乾燥しました。

DSC_3387

アップにしてみると…。

DSC_3388

水滴の跡が、白いシミになっているのがお分かりでしょうか。分かりやすいよう、さらにアップにしてみます。

DSC_3389

これは水道水に含まれるマグネシウムやカルシウムといったミネラル分や、消毒の為に含まれる塩素などが塗装面に残って固着してしまった物です。すぐに拭いてみますが…。

DSC_3391

跡になって取れませんね。洗車の際に水分を乾燥させないでくださいというのは、この為なのです。
虫や鳥の糞などがついてしまい、コイン洗車場などで、水を吹きかけ水分をそのままにしてしまう事があるかと思います。コイン洗車場などでは、水道水ではなく、地下水を使っている事もあります。一般的に地下水にはさらに多くのミネラルが含まれているため、その場合、さらに酷いイオンデポジットができてしまいます。

すでにお車全体が汚れていれば、少々ついてもわからないかもしれません。しかし当店などで、綺麗にしたお車や新車などは、一目瞭然で目立ちますので、お気をつけください。

「なんで雨にあたってもこんな跡がつかないのか?」という疑問もあると思います。雨は一度蒸発した水が降ってきていますので、含まれるミネラル分が非常に少ないからなんです。酸性雨など、汚染された雨であれば塗装を痛める事になりますので、絶対安全。という訳ではありません…。

次は純水を吹きかけ、そのまま乾燥させてみます。

DSC_3383

乾燥しました。

DSC_3384

アップにしてみます。ボンネット自体が痛んでいるのはご容赦ください^^;

DSC_3385

ご覧のとおり、何の跡も残りません。(実際はこの後水道水の実験をしました。)

この純水を導入することにより、水分の乾燥を気にせずにじっくりと洗車作業を行う事ができます。今までは、洗車箇所以外にも常に水をかけたり、逆にその箇所毎に拭き取りをしたりして作業しておりましたので、これからは余計な拭き傷を入れる事も少なくなります。
細部の洗浄なども、今まで以上に精度の高い洗浄を行う事ができると思います。

その他にも純水を使用するメリットは多数あります。これからも当店はより綺麗なお車を目指し、努力を続けてまいります。皆様の愛車を施工できる日と、仕上がった愛車をご覧になって嬉しそうにされているお姿を見る事ができる日を、楽しみにしております。

2013年08月27日