三菱 ランサーエボリューションⅩ TTクリアファイナライズ(既販車)+ホイールコーティング+シートクリーニング
三菱 ランサーエボリューションⅩ。スバルWRXと同じ1992年に初代が誕生しました。どちらもWRC世界ラリー選手権に勝つために作られた車です。それまでは、三菱がギャラン。スバルがレガシィで参戦していましたが、よりコンパクトな車体となり、大幅に戦闘力が上がりました。
誕生以後、この2台は切磋琢磨を重ね、2リットルターボエンジンは最大出力300馬力、最大トルク43kgf・mに達しました。また日本車ではまだ数少ない、ツインクラッチATを採用。その他にも電子制御ディファレンシャルなどで、高い運動性能を誇ります。
ボディー色はランエボ限定色のファントムブラックパール。黒なのですが、光が当たるとふわっとオレンジに輝きます。鉄を熱して鍛え、加工する鍛造時の色を再現したとの事です。新車から5年が経過したこちらのお車ですが、他店でコーティングを施工されており、車庫保管。お手入れもお上手で、非常に綺麗な状態を保ってらっしゃいました。ファントムブラックの美しさを引き出し、オーナー様にご満足いただけるよう、頑張って作業して参ります。
高級感がありながら、走りを予感させる内装です。
シートはレカロ。サーキット走行でも問題無さそうです。
パドルシフトと車両姿勢を制御するS-AWCのモード切替スイッチが付いているステアリング。もうこれは走るためのマシンですね。
300キロまで刻まれたスピードメーター。
スパルタンなのに、高級感のある、独特の雰囲気です。
ツインクラッチSSTのモード切替スイッチ。楽をする為のオートマではなく、速く走るためのオートマ。今はレーシングカーでもクラッチを踏むマニュアルミッションはほとんどありません。
300馬力を発生する4B11 MIVECツインスクロールターボエンジン。オーナー様の日頃のお手入れにより、抜群に美しいエンジンルームです。かえって汚してしまわないように注意して作業して参ります。
美しい仕上がりの基本は丁寧な洗車です。全体はもちろん、時間の許す限り細部にも手を入れる事により、仕上がった際に、より全体がくっきりと締まって見えるのです。
ブレンボのブレーキは、効きは抜群ですが、その分ブレーキダストも多いです。
洗浄前
洗浄後
ブレーキディスクが水分で錆びてしまいますが、鋳鉄なので問題ありません。何度かブレーキをかけると綺麗になります。ただ、ケミカルが直接かからないよう、十分注意して作業を進めます。止むを得ず付着した場合は、速やかに水で洗い流します。
今回は夏用ホイールのコーティングと、運転席の部分的なシミ抜きも承りました。
夏用ホイールの洗浄。
洗浄前
メッキやクリア仕上げのホイールの場合、強いケミカルで素材のアルミが侵されています場合が多いですので、気をつけて作業します。ですので、完璧に洗浄できない場合があります。こちらのホイールも、もう少し綺麗にしたい所でしたが、ホイールを痛めない程度で洗浄終了といたしました。
洗浄後
表側も洗浄し、スプレーガンでピアスボルトなど細かい所まで、しっかりとコーティングを吹き付け仕上げます。
※写真は同時に施工しておりました、別のお車のホイールです。
ホイールコーティング完了です。ブレーキダストの清掃が、大分やりやすくなると思います。
シート洗浄です。運転席のシートにうっすらと染みがあり、気になられるとの事。
気なられていた部分を洗剤で洗浄後、専用の機械ですすぎます。写真の様な茶色い水が出てきました。何かこぼされたのかもしれません。
洗浄後。綺麗になりました。
各部洗浄が終わると、マスキングをして研磨作業に入ります。
今回は研磨後、写真撮影ができず、そのままコーティングに入りましたので、研磨前と研磨、コーティング施工後の比較写真となります。
施工前
大変綺麗な状態ですが、オーナー様が気になされていた、うっすらとした洗車傷が確認できます。
施工後
傷が殆ど無くなり、深みのある艶が出ています。ファントムブラックのオレンジのハイライトがより際立ったのではないでしょうか?
施工前
施工後
施工前
施工後
TTクリアファイナライズ、5層コーティング完成いたしました!日本車離れした、彫りの深い美しいフォルムがより一層引き立ちました。
ご夫婦と可愛いお嬢様、ご家族連れでお引取りにいらしたオーナー様。「綺麗!」という奥様のお言葉と、「もったいなくて触れない」という旦那様のお言葉。ほっと安心いたしました。
一見ノーマルの様に見えて、車高や、ホイールのオフセットなど、絶妙に調整されており、とてもセンス良く仕上がったお車です。ボディーもピカピカにリセットして、一段と素敵になりましたね^^
この度は、数ある施工店の中から当店をお選びいただき、誠にありがとうございました!