スバル WRX STI TTクリアファイナライズ（新車）

スバル WRX STI。1992年にWRC世界ラリー選手権に勝つべくして誕生した、インプレッサWRXに端を発する車です。2リットルターボのボクサーエンジンは進化を重ね、最高出力は308馬力、最大トルクは43kg・m！凄い事になっております！ボディー色はWRブルーマイカ。WRCラリーカーのイメージの鮮やかな青です。
納車後、下回りの防錆塗装を経て、当店へ入庫となりました。オーナー様は、今までのコーティングにはあまりご満足されていなかったとの事。ご満足いただけるよう、頑張って作業してまいります！

スバルと言えばサッシュレスドアのイメージでしたが、最近のスバル車は窓枠付きなんですね。

ホールド性の良さそうなシート。赤いSTIのステッチが効いてます。

260ｋｍ/hまで刻まれたスピードメーター。メーターが真上で走ってると、高速でも免停コースです。車の性能がこれだけ上がっているのですから、制限速度の見直し実現してほしいものです。

6速MT。クラッチは意外に軽いです。

SI-DRIVEとセンターデフのコントローラー。このダイヤルでエンジンの性格ががらりと変わるんです。電子制御って凄いです。

大切なお車を汚さないように、当店では全てのお車において、撮影時以外は、この様に養生しております。

2.0リットル水平対向ツインスクロールターボエンジン。

納車間もない新車ですが、新車でしか辿り着けない美しさを目指して作業して参ります。全体を洗車した後に細部の洗浄をしていきます。

スバル車の特徴のひとつ。何故か新車時に油まみれになっているホイールナット。作業上必要なのだと思いますが、こんな状態になっているのはスバルだけなんです。

洗浄前

洗浄後

ホイールに若干防錆塗装が飛んでおりましたので、合わせて除去。

洗浄前

洗浄後

ブレーキキャリパーにも少し飛んでました。

除去前

洗浄後

ドアやトランクの隙間は、新車の場合、意外と油汚れが多いものです。流れ出た余分なグリスや加工時の油なのでしょう。これらも綺麗に除去していきます。

洗浄後

入念な洗浄の後は、塗装研磨に移ります。新車なので、全く傷が無ければ磨かなくても良さそうですが、当店の照明でチェックすると、量は少ないものの、全体的な洗車傷と、部分的に機械磨きの補修痕が出てきました。これらを研磨し除去していきます。結局、こちらのお車は、全体を軽く研磨し、補修痕など傷がひどい部分は念入りに磨く事となりました。

量は少ないものの、全体的に洗車傷が見られます。

研磨前

研磨後

何かを落とそうと、ゴシゴシ擦った様な痕もありました。

研磨前

研磨後

テープの所にモヤモヤと見えるのは、ポリッシャーで磨いた跡です。何かを修正したのでしょう。

研磨前

研磨後

他にも磨いた跡が数箇所にありました。いずれも修正研磨いたしました。

黒メタリック塗装のグリルは傷が目立ちましたので、研磨で綺麗に仕上げました。

研磨前

研磨後

塗装を削り過ぎない「マスタライズ研磨工法」で、コーティング前に十分綺麗な下地を作り上げます。磨き傷などは残しません。

TTクリアコートを塗りこむと、艶がさらに上がり、マイカの粒子がより一層引き立ってきます。

さらに4層のコーティングを重ねます。TTクリアの樹脂をしっかりと定着させると共に、さらに艶があがり、フッ素による防汚性能も加わります。
5層構造のTTクリアファイナライズ仕上がりました！状態の良い新車に施工することにより、未体験の美しさとなります。

納車間もない新車は初めての施工でしたので、綺麗で当たり前な新車をどこまで綺麗にできるか。非常に良い経験となりました。
オーナー様は物静かな方で、あまり感想などは伺えなかったのですが、お引渡しの後ご連絡があり、別なお車のコーティングのご依頼をいただきました。また当店にお任せいただけるとの事で、ほっといたしました。

この度は、数ある施工店の中から当店をお選びいただき、誠にありがとうございました！