日産 スカイライン GT-R TTクリアファイナライズ(既販車)+ホイールコーティング
日産 スカイライン GT-R。1989年のBNR32で16年ぶりに復活してから二度のフルモデルチェンジを経て、スカイラインGT-R最終形となったBNR34。当時の強烈な印象がまだ記憶に新しいのですが、もう12年前のお車なのですね。ボディー色はベイサイドブルー。水色のメタリックの上に、青い半透明の塗料、最後にクリアーを重ねた美しい色です。
オーナ様は今までR32GT-Rを乗り継がれ、このR34GT-Rは乗るというよりも保存しておきたい。というお気持ちで購入されたそうです。下回りも綺麗な極上のお車です。関東の有名なコーティングショップのホームページをご覧になっていたとの事。オープンしたての当店にお車をお預けくださって、誠にありがとうございます。ご期待にお応えするべく頑張って作業して参ります!
大きなサッシュレスドア。最近は2ドア車が減りましたので、新鮮です。
足元で出迎えてくれるのは、GT-Rのロゴ入りプレート。
ホールド性の良いシート。レカロ等の社外シートに見えますが、日産純正です。素晴らしい。
NISMOのフルスケールメーター。スピードメーターの320km/hも凄いのですが、11000rpmまでついているタコメータも凄い。
ゲトラグ社と共同開発の6速トランスミッション。カチッとした素晴らしいシフトフィール。シフトノブはNISMOのチタン製。私もかつて同じシフトノブを使ってまして、今は机の上でオブジェとなっています。車は違いますが^^;
カーボン製のディフューザー。車体下面の空気を拡散しダウンフォースを得る。レーシングカーに使われるパーツが標準装備されています。
RB26DETT。直列6気筒ツインターボエンジン。レースに勝つ為に600馬力を出すよう設計されており、当時のメーカー自主規制の最高出力280PSに合わせる為に、あえて性能をおとされていましたが、実測すると300馬力を軽くオーバーしていたという名エンジンです。
作業開始です。まずは徹底的な洗車から始めます。当店は通常、鉄粉、タールなどの汚れも専用のケミカルで落とすのですが、このお車はケミカルで洗っても、全体のザラザラが落ちません。研磨剤の入っていないトラップ粘土を使用して、除去していきます。
茶色い鉄粉に混じって、青い物が取れてきます。クリアが吹いてあるはずなのに、何故?としばらく悩みましたが、ガラス面からも同じように青いミストが取れました。どうやら、板金塗装の際にミストが車両全体にかかってしまったようです。綺麗に除去しました。
下地処理が終わった塗装はこの様な状況です。
ホイールコートのご用命もございましたので、ホイールをクリーニングいたします。一見綺麗に見えたのですが、ブレンボ製のブレーキからのダストが強烈に刺さっておりました。ケミカルで溶かしながら、トラップ粘土を併用して、地道に除去していきます。
洗浄前
洗浄後
洗浄が終了し、研磨に入ります。
まだ研磨していない部分はこの様な状態です。
研磨前
研磨後
研磨前
研磨後
スカイラインの特徴である、丸いテールも綺麗にします。
研磨完了。これから5層のTTクリアファイナライズを施工していきます。
TTクリアファイナライズ施工完了いたしました。もともと極上のお車だったのですが、色に深みが増し、12年経っているのに、新車と錯覚する程です。
ホイールもコーティング完了です。
お引取りにいらしたオーナー様。とても高いレベルのコーティングをご期待いただいておりましたので、大変緊張いたしましが、「磨きとコーティングでこんなに色が濃くなるんですね。」とご満足いただけたようで何よりです。
洗車方法もご説明いたしました。今までは高圧洗車で汚れを飛ばし、セーム側でふき取ってらっしゃったとの事ですが、やはりシャンプーとスポンジで優しく洗ってあげる事が、一番傷をつけない洗車方法です。シャンプーは汚れを落とす効果と共に、潤滑剤の役割も果たしますので、水洗いよりも傷をつけにくくなります。コーティングによって、洗車は楽になっております。当店もサポートさせていただきますので、お困りの事がございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。
この度は、数ある施工店の中から当店をお選びいただき、誠にありがとうございました!GT-R、末永く綺麗にお乗りになってください!