中古車仕上研磨を修正研磨

傷だらけのボンネット。これは中古車の業者間オークションに出品する前に研磨をした跡です。引っかき傷などは、オークションの際に減点対象になるのですが、研磨の跡は、こんなに酷くても減点対象にならないのです。ですので、格安で時間をかけずに、出品前にこのような研磨を行うのです。さすがにこの様な状態のままでお客様にお渡しするわけにはいけませんので、落札した業者は、再度研磨を行います。その際の研磨はもう少しマシな研磨をします。どちらにしても、粗いコンパウンドでバリバリと塗装を削り、ワックスの様な成分で一時的にその傷を埋め、艶を出しているだけです。購入した時は艶々だった中古車が、数ヶ月経つと艶が無くなり古びて見えてくるのは、この為です。

この様な研磨は当店では絶対に行いません。なぜなら、塗装はわずか0.1mmの厚さしかないからです。しかも、そのうち研磨できるのは表面の0.02mmほどなのです。削った塗装は決して元に戻りません。その様な貴重な塗装を、無責任に削り取る。その様なことを行うことはできません。

この様なことを書きますと、色々なご意見をいただきますので、youtubeやfacebook上では書きませんでしたが、ここビューティフルカーズのオフィシャルブログだけでは、書かせていただきました。

動画後半は、半分だけ当店で研磨を行った後です。軽い研磨で、深い傷やクレーター状の窪みは残した状態です。中古車をご購入された方は、当店でしっかりと研磨してコーティングしますと、生まれ変わったように綺麗になりますので、現在の状態にご不満の方は、ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。

2015年12月11日
施工内容: