フォルクスワーゲン ゴルフGTI 部分研磨+グロスアーマー+ガラス撥水コーティング

フォルクスワーゲン ゴルフGTI。部分研磨+グロスアーマー+ガラス撥水コーティングのご用命でご入庫いただきました。納車になってまだ2ヶ月の新しいお車です。以前所有されていた白いお車同様、納車されてすぐに、ガソリンスタンドでコーティングを施工されたそうですが、思うような輝きが出ず悩まれていたそうです。初めて黒いお車を所有し、「黒い車のお手入れは難しい」と痛感されたそうで、最高の艶を引き出し、その美しさを維持していきたいとのご相談をいただきました。専門店ならではのプライドをかけ、オーナー様に感動していただけるよう、心を込めて作業させていただきます!

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まずは徹底的な下地処理洗車を行います。

水道水に含まれるミネラル分により、乾くと水ジミができてしまいます。新車であっても、水ジミは沢山ついております。細部をしっかりと綺麗にしなければ、感動できるような仕上がりにはなりません。数時間、時には1日をかけて、細部まで綺麗にしていきます。

バックドアのヒンジ部分。専用の洗剤を塗ると、水ジミが反応して白く浮き出てきます。

洗浄中。

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洗浄後。

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バックドア開口部。

洗浄中。

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洗剤と反応し浮き上がってきた汚れを、塗装面に傷を付けないよう注意しながら、柔らかなマイクロファイバークロスで優しく除去いたします。

洗浄後。

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洗浄前。

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洗浄後。

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ルーフとバックドアの間の部分です。手が入りにくい箇所ですが、この様な細かい部分もしっかりと綺麗にいたします。

洗浄前。

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洗浄後。

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ボディーの洗車が終わった後、ガラス撥水コーティングを施工してまいります。フロントガラスは他のお店で施工済みとのことでしたので、それ以外の部分を施工いたします。こちらも下地処理が大事です。作業開始前は、ガラスに付着した汚れなどで、水を弾く状態です。

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コンパウンドを使用し、付着している汚れをしっかりと除去いたします。この際も、ガラスに傷を入れないよう、コンパウンドや道具の選定、力の加え方など、細心の注意を払います。

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下地処理後、水を掛けて濡れていんる状態です。ガラスの表面の付着物を取り除いたので、水を全く弾かず、一面に水が膜状になっております。コーティングとガラス表面は、分子レベルで結合いたしますので、汚れが付いていると、見た目が悪いばかりではなく、コーティングが密着不十分となってしまいます。

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サイドのガラスも同様に下地処理を行います。

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その後、業務用の中でも厳選したフッ素系の撥水コーティングを施工いたします。

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ガラス撥水コーティングの施工後、研磨作業を行います。ガソリンスタンドでコーティングを施工された際に、ボンネットとルーフに長く深い線傷がついてしまいました。洗車の際に、砂や小石を引きずってしまったのだと思われます。全体に泡をかけ、羊毛のムートンで一気に洗いげる。まるでショーの様な派手な演出ですが、実際にはこの様な例が多くございます。一気に洗い上げる関係上、乾きやすい上面を最後に洗う手順となっておりますので、側面下側などについている砂などを引きずったまま、傷が目立ちやすいボンネットを洗ってしまいます。屋外で作業するガソリンスタンドでも施工できるよう、作業工程が組まれておりますので、仕方の無い事だと思います。そこまで愛車に思い入れの無いお客様であれば、全く気にならない事なのだと思います。

しかし、大切な新車を綺麗に保ちたくて、数万円という金額をお支払いいただき、かえって傷を付けてしまう。しかも極浅い傷ではなく、完全に研磨すると、塗装のクリア部分が無くなってしまうのどの深い傷を付けてしまう。その様な事は、当店としては、あってはならない事だと思いますし、もし私がお客様の立場で、自分の愛車がそんな事になったら、とても悲しいと思います。彼らにこの傷を綺麗に磨く事は、おそらくできませんし(もちろん、できる作業者、できる環境が整っている場合もあると思います)、美しいオリジナルの塗装を損なってしまう、板金塗装による修復などは一番避けたい所です。何百万円という大切なお客様の財産をお任せいただき、お支払いいただいたお値段以上に感動していただく。万が一何かあった際には、何台分もの施工費が無くなるほどのミスであっても、逃げることは許されない。当店は、その様な覚悟を持って、一台一台と真剣勝負で作業させていただいております。愛車を大切にしたいとお考えの皆様は、ぜひ当店の様な専門店での作業をご検討くださいませ。

…熱く語ってしまいました。申し訳ございません。オーナー様のお気持ちが晴れ、思い描いたような美しい愛車と、素晴らしい日々を送っていただけますよう、塗装に負担を掛けすぎない範囲で、できるだけ綺麗に研磨させていただきます。フォルクスワーゲンの塗装は、新車に見られるくもりも少なく、非常に美しい塗装ですので、今回は傷が付いてしまった、ボンネットとルーフのみの研磨を行いました。

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ボンネットです。全体に薄く付いた洗車傷と、一部異物による深い傷が見えます。

研磨前。

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研磨後。

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写真上の方に見える長い傷は、かなり深く、完全除去はしない方が良いと判断いたしました。

研磨前。

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傷を浮かび上がらせるライトの下ですので、上のほうに傷が残って見えます。傷自体は残っておりますが、傷のエッジを丸める研磨により、通常の灯りの下では殆どわからない状態になりました。

研磨後。

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ルーフです。こちらも同様の状態です。

研磨前。

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研磨後。

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研磨終了後、3工程のグロスアーマーを施工いたします。ただ塗って拭くだけではなく、ポリッシャーやスプレーガンを使い、1工程1工程、それぞれ異なる液剤を使用し、その全てに異なった意味がある作業です。グロスアーマーは、無塗装の樹脂部にも有効なコーティングです。フォルクスワーゲンのハニカムグリルも、一つ一つ丁寧にコーティングいたします…店長が一生懸命やっておりますが、かなり根気の要る作業です^^;

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全ての作業が完了いたしました!仕上がりは、ウルウルとした深い艶でありながら、塗装本来の色をとても鮮やかに見せてくれます。パールが入ったこちらのお車。光の具合によっては、黒ではなく、紫にも見えるほどに、美しい表情を見せてくれます。

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お車をご覧になったオーナー様、「すごい!頼んでよかった。細かいところまですっきりしています。こんな色してたんですね。こんなに綺麗になるんですね!」と今までされていたコーティングとの違いに大変驚かれておりました。一部取りきれなかった深い傷も、指を差してオーナー様に確認していただきましたが、気にならないとのことでした。違いがわかってくださり、そしてご満足いただくことができて、施工した私共もほっといたしました。いつもはお引渡しの際にお伝えいたします洗車方法ですが、ご予約いただいた際に、すでにお伝えしておりました。コーティング施工前までご自身で洗車され、綺麗に保たれておりました。これからは、より綺麗になった愛車の洗車を楽しんでいただければ幸いです。当店は、コーティング直後に綺麗なのは当たり前だと考えております。その後のメンテナンス方法も、当店ならではの拘りが沢山ございます。全力でサポートさせていただきますので、落ちない汚れなど、お困りの事がございましたら、お気軽にご相談くださいませ!

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この度は数ある施工店の中から当店をお選びいただき、誠にありがとうございました!いつまでも美しい愛車との暮らしをお楽しみくださいませ。

2015年09月16日
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