第9回「汚車0(オシャレ)日記」洗車未経験!新米店長が汗を流して汚れを流す

いつもビューティフルカーズの洗車・コーティング用品をご利用いただき、誠にありがとうございます。オンラインショップ店長の武田です。会社の中で一番クルマが汚い私がビューティフルカーズの洗車方法を学び、クルマを美しくしていく日々の奮闘をお届けする「汚車0(オシャレ)日記」、今回が第9回目です。

前回は洗車を習慣化するための環境やタイミング作りについてまとめました。本日はこれからの冬の時期に気をつけることをまとめたいと思います。それでは最後までお付き合いよろしくお願いします。


1、クルマの上に積もる雪とスノーブラシ

私が住んでいる地域は秋田県の中でも雪がたくさん降る地域です。一晩で数十センチ積もることもあるので、朝起きたらまずは除雪をしないと車までたどり着いて出社できないということもあり、冬の朝はみんな早起きから始まります。笑
雪国にお住まいの皆さまにとってはあるあるかもしれません。
雪国での見慣れた風景といえばもう一つ、車に雪が積もって真っ白になっていること。

今までの私は無意識にスノーブラシを使って雪を払い落としていました。
しかしビューティフルカーズで働き始めてわかったのが、クルマはとっても傷つきやすいということ。手やタオルで擦るだけで、簡単に傷がついてしまうということは、あの硬いスノーブラシで擦るとせっかく丁寧に洗車しても傷がついてしまうのではないか!とハッとしました。

ビューティフルカーズの常識は「殆ど洗車傷が無い。あっても極々薄い傷」という状態です。
急いでるからスノーブラシで手早く雪を落とさなきゃいけないと焦るばかりで、傷がつくことを意識して雪を落としている人は少ないかもしれません。
でも私たちは愛車に傷をつけずに雪を落としたい!そんな思いを解決するにはどうしたら良いでしょうか。


2、まずは冬眠からクルマを目覚めさせる

いきなり凍りついているクルマの雪や氷をスノーブラシで落とすのではなく、まずはエンジンをかけて、しっかりクルマを暖めましょう。
このエンジンをかけようと運転席のドアを開けるときによくやってしまうのが、ドアの上に積もった雪がドアを開けたときに運転席にドサっと入ってきてしまうこと。なのでまずドアの上に雪が積もっていないか確認をして、雪を手で軽く払うことを習慣化したいと思います。
次にエンジンをかけて、エアコンでフロントガラスとリヤガラスを暖めます。

ガラスを暖めると同時に、室内が暖まり、鉄板でできたクルマのルーフは意外と早く暖まるのだそうです。
温度を高く設定して十分に暖めることで、凍りついた雪を溶かすことができます。
溶けた雪が塗装面に水の膜となることで、傷付きを少なくしてくれます。コーティングしているクルマだと、この時点で雪が滑ってだいぶ落としやすくなるそうです。


3、スノーブラシにオシャレ着を着せる

クルマの雪落としといえばスノーブラシさえ持っておけば良いと思っていましたが、そのスノーブラシにカバーがあるとは知りませんでした。

こちらは過去のブログでもご紹介がありましたマイクロファイバーでできたスノーブラシカバーです。

マイクロファイバーなので少しくらい塗装面に触れても大丈夫ですが、やはりカバーをつけていないスノーブラシと同様に、微妙に塗装面から浮かせて使用します。

この時に完璧に雪を落とさなくても良いので、走行中に危険がないか、後続車に雪が落ちて迷惑がかからないかを意識して雪を落とします。


4、冬の敵は上からだけでなく、下からも

雪道といえば気をつけることがもう一つ。路面上の水分が凍らないように散布される「凍結防止剤」と雪を解かすために散布される「融雪剤」です。融雪剤や凍結防止剤に使われている成分は、さまざまな特徴があります。

塩化ナトリウム
塩化ナトリウムとは、いわゆる食塩のことです。安価で散布効果が高いため、最も広く使用されています。塩化ナトリウムの水溶液は、濃度により凝固点が最大約マイナス20度まで下がります。

塩化カルシウム
塩化カルシウムの水溶液は、濃度により凝固点が最大約マイナス50度程まで下がります。そのため、気温の低い厳寒地に適しています。 塩化カルシウムの水溶液は、発熱する性質も持っていて、降ってまもない雪を解かすのに効果的です。

塩化マグネシウム
塩化マグネシウムは、別名にがりとも呼ばれます。塩化マグネシウムの水溶液は、濃度により凝固点が最大約マイナス30度程まで下がります。塩化カルシウムより環境にやさしく、持続性の高い凍結防止剤・融雪剤と言われています。

解けた雪がビシャビシャになった道路を走るときに、泥と一緒に凍結防止剤や融雪剤も一緒に跳ね上げて、とんでもなく車が汚れている時がありますよね。路面に近いホイールについた融雪剤はサビの原因にもなりますので、汚れているなと思ったらすぐに対処してあげる癖をつけると良いそうです。塩は水で洗い流せるということで、高圧洗浄機で下回りやホイールハウス、ボディを洗い流してあげるだけでもかなり効果があるそうです。
家庭用の高圧洗浄機の裏技でお湯を使って洗う方法などもあるそうですので、詳しくはこちらのYoutubeでも紹介されていますのでぜひご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=MOrhFE4vOoo
→こちらは2021年12月の動画になります。動画の中に出てくる純水器は現在こちらのリンクのものを販売しておりますので、純水器にご興味をお持ちの方はこちらの商品ページをご覧ください。


5、雪道を走る前にコーティングを済ませる

イージーグロスコートナノでコーティングして仕上げておくと、その後、2~3週間、1ヶ月くらいたった後でも水で融雪剤などを洗い流しやくなるそうです!

万全の準備を整えて、冬に挑みましょう!

2023年12月23日