ミニ ジョン・クーパー・ワークス スタンダード研磨+コーティング(グロスアーマー)

ミニ ジョン・クーパー・ワークス。スタンダード研磨+コーティング(グロスアーマー)のご用命でご入庫いただきました。

5年前の2011年5月登録のお車です。新車購入時にディーラーでコーティングを施工されたとのことです。ミニの塗装は、自己修復機能を持っており、その特性を活かすという、純正の「CareMe!」というコーティングです。私共でも以前に調べており、おそらく「ペルマガード」というコーティングのOEMだと考えております。納車の際、細かい洗車傷が気になっていて、1年後の有料メンテナンスで傷の相談をしたものの、研磨をしてもらえず、綺麗にならなかったとのことです。その後もご自身でお手入れをされていましたが、洗車傷や水ジミも増えてしまい、何とかしたいとのことで、ご相談いただきました。

ペルマガードは素晴らしい性能を持つコーティングですが、コーティング前の洗浄、下時処理研磨、そしてコーティングと、その全てにおいて、しっかりとした知識と施工技術が無いと綺麗には仕上がりません。また、その後のメンテナンスも、正しい知識が無ければ、綺麗な状態を維持することができません。ディーラーであっても、コーティングに対する正しい知識、技術が無く、結果としてお客様が悲しい思いをしている。これが現実です。当店代表の村上は、18年前から蓄積したカーディテイリングの知識と技術、そして国家整備士としてディーラーで勤務した経験をもとに、「数年後まで実際に綺麗な愛車を楽しんでいただく」ということを実現するために、ビューティフルカーズを設立いたしました。

オーナー様は当店のホームページやブログをご覧になり、研磨、コーティングなど、施工技術が高いことと、コーティング後、お車を綺麗に保つためのメンテナンスの体制がしっかりしているということで、今回の施工をご用命くださいました。自己修復機能を持つ塗装は、他のメーカーでも採用しており、当店のグロスアーマーでも問題なく仕上がり、維持できることがわかっておりますので、ご安心くださいませ。

このようなお車のご依頼は、使命感が湧いてきます!オーナー様のご期待に沿えるよう、心を込めて施工いたします!

dsc_5064

まずは徹底的な下地処理洗浄から行ってまいります。

ホイール洗浄前。

dsc_5066

赤いブレーキキャリパーも綺麗になりました。

洗浄後。

dsc_5071

オーナー様が気にされていたボンネットの水ジミです。水ジミを溶かして除去する洗剤を使用して優しく除去いたします。

洗浄前。

dsc_5079

水ジミは少なくなりましたが、洗剤だけでは全て落ちませんでした。残りは研磨で綺麗にしていきます。

洗浄後。

dsc_5083

リヤハッチの開口部です。グロスアーマーの施工では、普段はなかなか洗えない部分も洗浄いたします。

dsc_5105

グリルの細かい部分もひとつひとつ丁寧に洗浄いたします。「神は細部に宿る」という言葉がございますが、細かい部分が綺麗だと、全体の印象が全く違って参ります。

dsc_5103

下地処理洗浄で塗装面の付着物を除去しましたら、いよいよ研磨に入ります。

傷がついて塗装表面が変形しても、太陽光などの熱で修復する「自己修復機能」を持つというMINIの塗装ですが、いかがでしょうか。下の写真のように結局傷は付いてしまいます。塗料やコーティングの機能も大切ですが、傷を付けない正しい洗車が一番大切です。正しい洗車といっても、決して難しかったり、時間のかかるものではありません。

自己修復機能を持つ塗装は、熱により変形いたしますので、研磨の際に摩擦熱を出さないようにしなければなりません。熱を持たせない特殊な研磨方法を使い、美しさを取り戻してまいります。

研磨前。

dsc_5117

水面のようにとても美しく仕上がりました。

研磨後。

dsc_5120

ピラーはピアノブラックになっています。窓ガラスを拭くときにタオルが当たって傷が付きやすい箇所です。全体的に深めの傷がついておりました。

研磨前。

dsc_5126

研磨後。

dsc_5131

側面も綺麗にしていきます。

研磨前。

dsc_5132

研磨後。

dsc_5134

大小のポリッシャーを使い分けて細かい部分もコツコツと研磨いたします。

研磨前。

dsc_5137

テールレンズも綺麗になりました。

研磨後。

dsc_5142

研磨完了後、3工程のグロスアーマーを丁寧に施工いたします。コーティングの効果は、磨き上げた塗装面に、さらに艶を加え、そして塗装面を保護することです。「コーティングする」ということに価値が置かれていることが多いのが現状ですが、お車を美しく仕上げるには、洗浄、研磨が大切で、施工時間の大部分は、その工程に費やされます。ですので、当店の施工実績はいつもコーティング部分が無いんですが…。今後はその写真も撮影するようにいたします。

全ての作業が完了いたしました!

dsc_5138

dsc_5139

dsc_5140

傷とシミで見えにくかったメタリックが見えるようになりました。光が当たるとメタリックが輝き美しい表情を見せてくれます。

dsc_5141

dsc_5143

dsc_5148

研磨できないステッカー部分も、各種洗剤による洗浄とグロスアーマーによって綺麗になりました。

dsc_5151

オーナー様が気にされていた傷、シミもなくなり、ご覧のような仕上がりになりました。コーティングによる光沢が加わり、このように光を透かすと、鏡のような光沢を放ちます。

dsc_5154

dsc_5155

dsc_5157

仕上がったお車をご覧になったオーナー様、「えー!正直ここまでキレイになると思っていなかった!」と大変驚かれておりました。

今回シミや傷が増えてしまったのは、水をかけてマイクロファイバークロスで拭き取るという洗車をしていたことと、洗車後に水道水をしっかりと拭き取れなかったことが原因だと思われます。どちらも、洗車傷を付けないようにとオーナー様が気を使われてしていたことです。洗車をする際は、水洗いではなく、シャンプーを使用し優しくスポンジで洗うことをお勧めいたします。泡がボディとスポンジの間の摩擦を軽減して、傷を少なく保つことができます。また水の拭き取りでの傷付きや残った水道水でのシミを防止するには、当店オリジナルの純水器が大変効果的です。シミの原因となるミネラル分を取り除いた純水で濯ぐことができますので、拭き取らなくてもシミになりませんし、拭き取る場合も、簡単にすみます。

納車時に洗車方法をお伝えしたところ、「洗い方が全然間違っていました。」と仰っておりました。
・車の塗装はCDの記録面と同じ位柔らかく傷つきやすいので、優しい力で洗うこと。
・スポンジに絡んだ砂などでボディを傷つけないように、スポンジはこまめに濯いで綺麗な状態で使うこと。
・水道水は乾かすとシミになるので、洗車後の拭き上げはしっかり行う。(または純水で濯ぐ)
主にこのようなポイントをお伝えいたしました。

dsc_5163

当店でコーティングをしてくださったお客様は、当店の洗車スペースを使い、ご自身で洗車をすることもできます。冷暖房完備で純水も使えます。ぜひご利用くださいませ。新車から5年が経ち、再び新車の時以上に美しく蘇った愛車と、これから末長く過ごしいただけるよう、当店も全力でサポートさせていただきます。ぜひ美しい愛車との毎日をお楽しみくださいませ。

この度は、数ある施工店の中から当店をお選びいただき、誠にありがとうございました!

dsc_5159

2016年09月21日
メーカー:
ボディタイプ:
ボディカラー: