日産 スカイライン 軽研磨+オリジナル樹脂コート+ビューティフルコート

日産 スカイラインクーペ。軽研磨+オリジナル樹脂コート+ビューティフルコートのご用命でご入庫いただきました。中古でご購入された後、しばらくお乗りになっているお車ですが、水ジミと西日などに照らされた際の洗車傷が気になるとの事でご入庫いただきました。

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まずは徹底的な洗浄から開始いたします。

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今回のご用命では、ドアヒンジ部など、普段洗わない所も洗浄いたします。

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洗浄後、お車の状態をチェックいたします。全体的に、水ジミがクレーターと呼ばれる凹凸状態となっておりました。クレーターは通常の研磨では除去できず、一度紙やすりの様な物で凹凸を平らに削り、その後研磨して仕上げて参ります。しかし、塗装の厚さを計測したところ、厚い部分は100ミクロン(0.1mm)以上ありましたが、ボンネットやルーフは非常に薄くなっており、一番薄い所では、60ミクロン(0.06mm)少々となっておりました。おそらく、今までに何度かハードな研磨が行われたのだと推測されます。当店は、軽研磨の場合1ミクロン程度。スタンダード研磨でも2~3ミクロン以下の研磨量としております。40ミクロンの研磨というのは、当店の考えでは、すでに限界を超えており、いつ一番上のクリア塗装の部分が無くなってもおかしくない状態です。これ以上塗装を減らさないよう、随時膜厚を量りながら、慎重に研磨を進めてまいります。

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塗装全体の厚さの3分の1から半分近い30~40ミクロンも削られていたボンネットです。これほど深く削りますと、クリア層表面の密度の高い部分が無くなってしまい、耐久性も落ちてしまっています。深い水ジミや洗車傷が目立ちますが、これ以上膜厚を減らさないような研磨方法で仕上げて参ります。

研磨前。

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水ジミは、残ってしまいましたが、浅い洗車傷が取れ、スッキリとしました。研磨量は膜厚計の誤差の範囲内である1ミクロン以下に抑えました。

研磨後。

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サイド面は膜厚に余裕がありますので、通常通り軽研磨で除去できる範囲で研磨して参ります。

研磨前。

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サイドには水ジミも無く、綺麗に仕上がりました。

研磨後。

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研磨完了後、オリジナル樹脂コートの皮膜を重ね、研磨で取り切れない傷などを目立たなくいたします。本来はスタンダード研磨を行いたいのですが、塗装の厚さが少ない為、この様な方法をとりました。その後さらに、2工程のビューティフルコートを施工し、全ての作業が完了いたしました!

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ボンネットはクレーターは残りましたが、洗車傷が無くなり、艶が上がりました。

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ルーフも同様です。

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サイド面はバッチリ仕上がりました!

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お車をご覧になったオーナー様、「初めて専門店に依頼したんですが、こんなに綺麗になるんですね!」と大変喜んでくださいました。塗装が薄くなっていることが分かったので、これ以上傷めないよう維持していきたいとの事でした。洗車方法も熱心に聞いてくださり、洗車用品もお買い求めくださいました。普段の洗車で落ちない汚れや、気になる事などがございましたら、お気軽にご相談くださいませ!

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この度は、数ある施工店の中から当店をお選びいただき、誠にありがとうございました!ぜひ、いつまでも美しい愛車との暮らしをお楽しみくださいませ。

2015年08月30日
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