放置せずについたら落とす!花粉時期の洗車方法と予防対策、花粉シミの落とし方も解説

春になると、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどの花粉症に多くの人が悩まされます。その原因は、3月から5月の間に多く飛散するスギやヒノキなどの花粉です。この花粉は人体に影響を与えるだけでなく、私たちの大切な愛車にも影響を与える厄介なものです。

「昨日洗車したのに、朝起きたらまたボディがうっすら黄色になっている!」
こんな経験がある方も多いのではないでしょうか。

洗っても洗ってもクルマに花粉がついて汚れが気になる季節、愛車を美しく保つためには悩みが尽きません。今回の記事では、クルマについた花粉による塗装面への影響、洗車方法や予防対策、花粉シミがついたときの落とし方についてのポイントを解説していきます。

まず最初に結論からお伝えすると、花粉がついたらこまめに洗車をすることが大切です。このことを頭の中でイメージしながら読んでもらえたらと思います。

1、花粉による塗装面への影響


 

スギやヒノキなどの植物でつくられる花粉は「生きもの」です。クルマの塗装面につく汚れの中で、特に注意しなければならないのが、この「生きものが原因の汚れ」です。

例えば、虫汚れや鳥フンなどの汚れは、生きものの体内にある酸などの化学物質が塗装面に付着してダメージを与えます。花粉も虫汚れや鳥フンと同様に、クルマについたらすぐにでも洗わなければならない汚れの一つです。

2、花粉の中にあるペクチンがシミの原因になる


 

花粉は乾いている状態では塗装面に降り積もっても、粉が乗っているだけなのであまり気にしなくても良いのですが、水分と合わさると花粉の殻が割れて、中からペクチンが溶け出します。ペクチンは植物細胞をつなぎ合わせる役目をしている多糖類で、ジャムの成分にもなっています。ベタベタと粘着力が高く、これが塗装に吸着し、乾燥する際に収縮して塗装を引っ張り、クレーター状のシミを作ってしまいます。

このシミは塗装自体が変形しているので、洗車では落とすことができません。花粉によるシミを予防するには、花粉がついている状態で、夜露や雨などに濡れたら、乾燥してシミになる前に洗ってあげる必要があります。

シミができてしまったらどうすれば良いのか心配になるかもしれませんが、このシミは熱で消えるため、実はそれほど心配する必要はありません。私たちプロは、数百度の温風が出るヒートガンや90度くらいの熱湯を使って花粉シミを除去します。経験上、塗装面を80度程度に熱すると花粉によるシミは消えます。夏になると炎天下の塗装面はそのくらいの温度になるため、特に除去しなくてもほとんどの場合消えてしまいます。

ただし、メーカーや車種によっては塗装が非常に柔らかく、この場合、塗装の弾力の範囲を超えて完全に変形してしまうのだと思いますが、熱を加えても花粉シミが消えないケースもあります。これは経験上の話なので書くかどうか迷いましたが、読者の皆様の参考になればと思いあえて書きますが、この現象は日本国内で生産されているホンダ車に多く見られます。

 

花粉と間違いやすい黄砂の特徴

 

春になると花粉と同様に大気中に舞っているのが、黄砂です。見た目も似ていて、区別が付きにくいですね。

黄砂は、中国内陸部の砂漠地帯や、黄土高原などの砂が、強い風によって数千メートルの高度にまで吹き上げられて、偏西風によって日本に飛んできたものです。

日本まで運ばれてくる間に、粒子の大きいものから順に落下していくため、日本に到達する黄砂の粒の大きさは4ミクロン(0.004mm)ほどになります。スギの花粉が直径およそ40ミクロン(0.04mm)ですので10分の1です。見た目も小さな粒に見える花粉に対して、黄砂はパウダー状ですので、直径の違いを意識すると区別できると思います。

生きもので、濡れるとベトベトになる花粉に対して、黄砂は単なる小さな岩石の粒なので、洗えば取ることができます。なので花粉のように急いで洗車する必要はありません。ただし、黄砂の粒は硬いので、傷をつけないようにスポンジやクロスは優しく力を入れずに動かすように意識しましょう。

3、洗車をする際に注意すべき3つのポイント


 

花粉対策としては、一番は洗車をすることですので、洗車の仕方を解説します。

塗装面に付着した砂や泥などの硬いものを引っ張ってしまうと、愛車に洗車傷がついてしまいます。
花粉は幸いにも、砂とは違い、柔らかいので洗車傷の原因にはなりませんので、洗車傷という面では洗いやすい汚れになります。花粉が厄介なのは、濡れた後乾くと、熱をかけないと落ちないシミを付けてしまうことなのです。

花粉の時期は、洗車しても翌日にはまた花粉が降り積もってしまいますので、洗車は思い切って超時短で行いましょう。そのためのポイントは下記の3つです。

POINT1:「純水器」と「高圧洗浄機」を使って洗う
POINT2:水でふやかして落とす
POINT3:拭き上げが大切

これらのポイントに気をつけながら、花粉が多い時期の洗車方法について解説していきます。
Youtubeの動画も見ていただくと、さらにわかりやすいです。

4、花粉が多い時期の洗車方法


 

【プロが教える正しい洗車方法】風が強めの屋外で35分で洗車 花粉と黄砂対策【GRヤリス】
 

 

Step1:予洗い
Step2:シャンプー洗車
Step3:拭きあげ
Step4:簡易コーティング

 
動画ではこれら4つのステップを35分で行っています。ぜひご参考にしていただければと思います。

Step1:予洗いで塗装面に付着している花粉をしっかり落とす

シャンプー洗車をする前に、洗車傷の原因になる砂埃をできるだけ落とすために、水で洗い流します。これを「予洗い(よあらい)」と呼びます。

洗車した翌日なのに、また花粉が付いているというような、ボディにほぼ花粉しかついていないという時は、洗車傷の心配は少ないですので、隅々まで洗うなど、洗車傷を気にすることなく、むしろ大事なのは、毎日洗車をしても良いくらいに、濡れて乾く前に花粉を落とすことですので、手早く洗車して花粉を落としてあげましょう。

花粉が付着して数日が経ち、その間に濡れて乾いてしまった場合は、もう一度花粉の成分を水分でふやかして、落ちやすくするために、少しの間水に浸っているような状態をつくりだします。具体的には、一度水をかけた後、他の場所に水をかけ、その間に最初にかけた場所の花粉がふやけて落ちやすい状態になるので、最初にかけた方にまた水をかけて落としていきます。

ご自宅の環境や洗車道具によっても方法が変わりますので、それぞれの場合について予洗いの方法をご紹介します。

Step1-1 ご自宅でホースリールを使って予洗いする場合
Step1-2 ご自宅で高圧洗浄機を使って予洗いする場合
Step1-3 コイン洗車場で高圧洗浄機を使って予洗いする場合

 

Step1-1 ご自宅でホースリールを使って予洗いする場合

 

たっぷりのシャワーの水量で、ボディに付着している黄砂を押し流すようにします。(動画を参照)

 

Step1-2 ご自宅で高圧洗浄機を使って予洗いする場合

 

高圧洗浄機は水道水の10倍以上の水圧で汚れを吹き飛ばしてくれます。圧力が強いので、水もたくさん使うイメージがありますが、実はシャワーよりも節水です。圧力が強いので、あまり近くから真っ直ぐに当てると、塗装が剥げてしまう恐れがあります。近くから当てる時は、少し斜めから当ててあげるのがポイントです。



水を当てる方向もいろんな方向にかけるのではなく、上から下、手前から奥といったように、一定の方向に流していくのがポイントです。パネルの隙間など砂が溜まりやすいところを意識してしっかり流しましょう。

高圧洗浄機を使う際の音で、ご近所さんに気を使うというお悩みもよく聞きます。ケルヒャーの静音タイプのような高圧洗浄機であれば本体の音を気にせずお使いいただけます。とはいえ、ボディに水の当たる音も出ますので気になる方も多いようです。高圧洗浄機で予洗いするのは数分だけですので、そんなに気にしなくても良いかもしれませんが、早朝、深夜の使用は控えた方が良いかもしれません。

 

Step1-3 コイン洗車場で高圧洗浄機を使って予洗いする場合

 

ご自宅で洗車できる環境がないという方は、コイン洗車場の高圧洗浄機を使用して予洗いするのも良いですね。やり方はご自宅で高圧洗浄機を使う際と同じです。コースで、洗剤やワックスが出てくるコースは使わずに、水のみのコースを使ってください。3分や5分と時間が限られていますので、段取り良く流せるように、流す順序を工夫しましょう。

予洗いでしっかり花粉を落としたら次のステップに進みます。

Step2:カーシャンプーとスポンジで洗う

シャンプー液を作る

 

バケツは洗車用の物ではなく、ホームセンターで売っている普通のバケツで大丈夫です。ただし、小さなバケツですと、スポンジを洗った際に底に溜まった砂を、もう一度スポンジですくい上げてしまいますので、15リットルサイズが最適です。

15リットルのバケツにビューティフルカーズのオンラインショップで販売している弱酸性カーシャンプーを約30ml(そのまま押し出し、バケツに2周半入れると約30ml出ます)入れて、シャワーで泡立てながら、9リットルの水を入れ、シャンプー液と泡が7:3の比率になるようにします。

弱酸性カーシャンプーは、乾いてもシミになりにくい成分が入ってはいますが、

1、洗車中に乾かさないように手早く洗うこと。
2、乾きそうなときは水をかけて濡れた状態にしておくこと。

を守って洗ってください。

洗う順番は上から下へ

 

シャンプー洗車の洗う順番も高圧洗浄機の水の当て方と同様に、上から下の一方向で洗います。
空から降ってくる花粉はクルマの上面に積もっている状態ですので、ルーフやボンネットなどの上面を意識して洗います。毎日洗車して、それ以外の部分はほとんど汚れていないという場合は、その部分は本当に手早く、ざっと洗ってあげて大丈夫です。

Step3:手早くすすいで、水滴を拭き上げる

シャンプー洗車の後は、「純水器」と「高圧洗浄機」を使用して、すすいでいきます。
純水器は水シミの原因になる水道水の中のミネラル(マグネシウムやカルシウムなど)を除去して純水をつくるための洗車道具です。水道水は乾くとミネラル分が残り、水シミになってしまいます。最後に純水ですすぐことで、水シミを防ぎ、隅々に溜まった水もそのままで良いので時短になります。さらに仕上がりもスッキリと美しく仕上がります。

高圧洗浄機を使用してすすぐと時間も早く、節水にもなるのでおすすめです。
(ちなみに動画内では高圧洗浄機の使用時間は2分50秒で、1分あたりの水量が約6.7リットルですので、純水の使用量は約18.6リットルです。)

 

隙間を意識して効率よく

 

高圧洗浄機のガンを無作為に動かすと、隅々にシャンプーの泡が残ってしまうので、隙間に沿って動かして、隙間から泡を押し出すように、効率的に流します。

 

拭き上げが大切

 

純水器を使用した純水洗車では水分が乾いても水シミになりにくいので拭き上げの手間をなくせることが魅力の一つですが、花粉の時期は拭き上げをしないとボディに残った水滴の水分の上にまた花粉が付着して、花粉シミの原因になってしまうので拭き上げが大切です。拭き上げには、マイクロファイバークロスを使用します。

マイクロファイバークロスは柔らかくて傷つきにくいものですが、縁の部分は少し硬くなっています。洗車している時にたまたま縁が当たってしまうと傷の原因になってしまいますので、縁が除去されているマイクロファイバークロスを使用するのがおすすめです。ビューティフルカーズのオンラインショップで販売している「縁無しマイクロファイバークロス」は、クロスの縁を除去する加工をしているので塗装面に傷つけるのを防ぎます。

この縁をカットする方法は3種類あります。

1つ目は、シンプルに縁をカットする方法。
カットした部分からほつれてくるという欠点があります。
 
2つ目は、熱でカットする方法。
こちらは熱で溶かしてカットしているので、ほつれてきませんが、縁はなくても切り口が硬いという欠点があります。
 
3つ目は、超音波でカットする方法。
こちらは、ほつれも少なく、切り口も硬くないのでビューティフルカーズの縁無しマイクロファイバークロスは超音波カットを採用しています。
 

他にもクロスは厚さやパイルの大きさなど選ぶ上でポイントがありますが、ビューティフルカーズでは、店舗で実際に使っている物を販売しています。性能が最重要ですが、店舗をご利用されるお客様にできるだけ低価格でサービスを提供できるよう、じゅうぶんな性能を持ちながら、かつコストも一番安価なものを選んでいますので、良い用品をどうやって選んだら良いかわからない。という方は、ビューティフルカーズを信じていただければ、きっとご満足いただけると思います。

Step4:花粉の予防対策

花粉は、濡れて乾くとベタベタとしたペクチンがくっついてしまう。と解説しましたが、コーティングをすると、ベタベタが付きにくくなりますので、コーティングをしましょう。
最近ではシュッとスプレーしたら拭き上げと同時にコーティングできる簡易コーティング剤もたくさん販売されていますので、良いものを選んでコーティング剤を塗ってあげると良いです。

ビューティフルカーズのオンラインショップで販売しているコーティング剤「イージーグロスコートナノ」「イージーグロスコートプラス」を使うと、非常に汚れが付きにくい状態になるので、ぜひ施工してあげてください。お時間がない場合は、イージーグロスコートナノのみ。イージーグロスコートナノは、洗車のみでは取れない、水シミの元のような汚れを、ナノ化されたコーティング成分とダイヤモンドが綺麗にしてくれる、大変優れたコーティング剤です。あと数分時間がある場合は、その上からイージーグロスコートプラスを施工すると、フッ素皮膜を形成し、さらに汚れが付きにくい状態になり、艶もさらにアップします。

 

花粉がついても固着させないためのコーティング

 

イージーグロスコートナノのボトルをよく振り、マイクロファイバークロスに最初は2プッシュしてボディに施工していきます。その後はパーツごとにマイクロファイバークロスにイージーグロスコートナノを1プッシュしながら施工します。

 

コーティングがムラにならないポイント

 

1、一度拭いたら水分を絞って、同じクロスで再度拭いてムラ取りをする。
2、コーティング剤をつけすぎない。

イージーグロスコートナノを施工した後に「イージーグロスコートプラス」を施工することで花粉の固着をさらに防ぐことができます。イージーグロスコートプラスはフッ素や液状フィルムを配合していて、より防汚性に優れた皮膜を形成します。

5、手洗い洗車に必要な7つの洗車道具


 
今回の動画の中で使用した洗車用品がこちらです。
 

1、純水器
2、高圧洗浄機(もしくはホースリール)
3、バケツ
4、カーシャンプー
5、洗車スポンジ
6、簡易コーティング剤
7、マイクロファイバークロス

この中からビューティフルカーズのオンラインショップで取り扱っている洗車用品についてご紹介します。
 

洗車用純水器ピュアニッシュPro
 
ビューティフルカーズのオンラインショップで販売しているグリーンライフの洗車用純水器「ピュアニッシュPro」は、国内トップシェアの散水器メーカーが製造しているため、安心して使用できます。また、取り付けも簡単で、届いたその日からすぐに使えます。
 
ビューティフルカーズが監修した洗車用純水器「ピュアニッシュPro」はこちら

弱酸性カーシャンプー
 
ビューティフルカーズの弱酸性カーシャンプーは泡のきめ細やかさと、泡切れの良さの両立に拘っています。絹のように滑らかな泡が洗車傷を防ぎ、すすぎ性が良いので、シャンプー成分が残って、愛車に悪影響を与える心配も少ないのが特徴です。
 
ビューティフルカーズの弱酸性カーシャンプーはこちら

洗車スポンジ
 
ビューティフルカーズの洗車スポンジは、素材が柔らかく、大きなサイズで手にフィットします。特殊なクロスカット加工の溝が、ボディ面の砂や泥を毛細管現象で内部に吸い込み、傷を付けにくい洗車を実現します。
 
ビューティフルカーズの洗車スポンジはこちら

イージーグロスコートナノ
 
イージーグロスコートナノは、ナノ化されたコーティング成分と、ダイヤモンドを配合しており、コーティング成分が塗装面の汚れに侵入し、除去しながらコーティングすることができます。汚れにくさを追求した超微撥水状態となり、使えば使うほど、塗装面を整えていく、他に類を見ないコーティング剤です。
 
ビューティフルカーズのイージーグロスコートナノはこちら

 

イージーグロスコートプラス
 
イージーグロスコートナノで表面を整えた後にオーバーコートとして施工しますと、塗装面に瞬時に密着し、フッ素、液状フィルム配合で光沢、防汚性に優れた皮膜を形成し、さらに美しい仕上がりとなり、表面の滑り性もアップします。皮膜が塗装面で劣化して悪影響を起こすことがなく、ウォータースポットリムーバでリセットすることも可能です。
 
ビューティフルカーズのイージーグロスコートプラスはこちら

 

縁無しマイクロファイバークロス
 
ビューティフルカーズの縁無しマイクロファイバークロスは、縁を除去する加工が施されており、傷つきを防ぎます。クロスには毛足の長い面と短い面があり、毛足の長い方は乾拭きに、短い方は水分の拭き上げに適しています。
 
ビューティフルカーズの縁無しマイクロファイバークロスはこちら


 

6、もし花粉シミがついてしまったら「熱」を加える


 

花粉シミの原因となるペクチンは、80度以上の加熱によって分解され、塗装を引っ張っていた力が開放されることで、シミが消えます。大抵は、夏の炎天下で塗装面が熱くなると自然と消えますので、あまり心配しなくても良いでしょう。しかし、日が当たりにくく、温度が上がりにくい樹脂部品であるバンパーや、白でボディーが熱くならない場合など、絶対消えるとは限りませんので、やはり花粉がついたらこまめに洗車してシミにならないようにすることが重要です。もし花粉シミが落ちない時は、熱をかけて落とします。磨いて落とすと、逆に熱がかかったときにシミが出てしまいますので、熱で分解して落とします。

ご家庭で行う場合は、「90℃くらいの熱湯」が良いでしょう。洗車して砂や泥汚れを落とした後に、シミを取りたい部分にタオルを載せて、熱湯をしみ込ませて熱をかけます。ガラスは急激な温度変化で割れることがあるので、ルーフのシミを取る際に、ガラスに熱湯がかからないようにしてください。「ヒートガン」はホームセンターなどで買えますが、低くても300度。通常の物だと500度の熱風が出ますので、温度が上がりすぎて、塗装や樹脂パーツを溶かしてしまうことがあるので、取り扱いには注意が必要です。

不安な場合は、お近くにあるカーディテイリング専門店にご相談されるのが良いと思います。

7、まとめ


 

花粉はついたら洗わなければならない汚れの一つです。乾いている状態では塗装面に影響はありませんが、一度夜霧や雨で水分を含んでしまうと、花粉の中からペクチンが出てきて花粉シミをつける原因になります。

花粉を楽に洗車するには、純水器と高圧洗浄機を使って手早く洗車することです。洗車の後は拭き上げが肝心です。その際に一緒にコーティングも施工してあげると、花粉がついても固着しにくくなるので予防対策になります。

もしどうしても落ちない花粉シミがついてしまったら、熱をかけて落とすか、炎天下の夏まで待つと大抵自然に消えてしまいます。花粉がたくさん飛散する時期は、残念ながら、毎日洗車するのがベストアンサーです。面倒ですが、これに勝る対策は今の所ありません。朝の運動と割り切って、出勤前に30分洗車してみるのも良いかもしれません。

この記事を最後までお読みいただきありがとうございます。皆様が「美しいクルマと共に暮らす。」感動ある日々をお送りいただけるきっかけになれば幸いです。

2024年05月31日