【秋田・本店・オンラインショップ】当店の純水器の仕組みにつきまして

いつもビューティフルカーズオンラインショップをご利用いただきまして、ありがとうございます。
おかげさまで純水器も大変ご好評をいただいております。本当にありがとうございます!

同時に、『軟水器と同じじゃないの?』『イオン交換樹脂で作るのは純水なの?』『家の浄水器とは違うの?』などたくさんのご質問もいただいております。今回はその疑問にお答えすべく、当店の純水器の仕組みをご説明いたします。

 

当店の純水器はイオン交換樹脂を使ってイオンを除去して、脱イオン水を作るものです。

イオン交換樹脂で純水を作る純水器は以前からあったものですが高額で、しかも洗車には使いにくい物でした。当店の純水器は、一般のご家庭で洗車に使いやすいように形状などを工夫した上で、コストダウンを実現して開発し、販売をしております。

脱イオン水は純水なのか?というご質問をいただきますが、純水と呼ばれるものは幅が広く、当店の純水器で作れるような「脱イオン水」や、逆浸透膜(RO膜)を通した「RO水」、蒸留器で蒸留した「蒸留水」などが純水に含まれます。

より純度の高い超純水とよばれるものもありますが、洗車に使用するには、水ジミの原因となるミネラル分を取り除いた脱イオン水が最適です。

純水(脱イオン水)を作るためには水の中に解けているカルシウム(カルシウムイオン)やマグネシウム(マグネシウムイオン)、塩化物(塩化物イオン)などを取り除く必要があります。

当店の純水器の中に入っている「イオン交換樹脂」はその名前のとおり、自身の中にあるイオンと水中の他のイオンを交換する性質を持っています。

当店で使用しているイオン交換樹脂は、下記二つのイオン交換樹脂の混合樹脂です。
・陽イオン(プラスイオン)を交換する陽イオン交換樹脂(カチオン交換樹脂)
・陰イオン(マイナスイオン)を交換する陰イオン交換樹脂(アニオン交換樹脂)

陽イオン交換樹脂はカルシウムイオン(Ca2+)やマグネシウムイオン(Mg2+)などの陽イオンを取り込んで
水素イオン(H+)を放出します。

陰イオン交換樹脂は塩化物イオン(Cl)や硫酸イオン(SO42-)などの陰イオンを取り込んで
水酸化物イオン(OH)を放出します。

放出された水素イオン(H+)と水酸化物イオン(OH)は結合してH2O(水)になるため、イオンは残りません。

 

当店の純水器はこのような仕組みで、水ジミの原因となるイオン(ミネラル)を取り除いております。

 

原水のイオン濃度によっては、流す水量が多すぎるとイオン交換が追いつかないことがあります。
また、イオン交換樹脂がもともと持っているイオンを交換し尽くすと、純水ができなくなります。そうなりましたら、純水器の中の樹脂を新しいものに交換することで、また純水を作れるようになります。

 

食塩水で還元できるイオン交換樹脂もございますが、これは陽イオンを取り込んでナトリウムイオン(Na+)を放出するもので、純水用のイオン交換樹脂とは違うものです。生成される水は純水ではなく、軟水と呼ばれるもので、ナトリウムイオンを含むため、拭き上げないと水ジミが発生します。

純水用のイオン交換樹脂は塩酸や水酸化ナトリウム水溶液で還元する必要がありますので、一般のご家庭での還元は難しく、当店では新品を可能な限り安価にご提供することで、ご家庭での純水洗車を実現しております。

 

当店(実店舗)で、実際に純水器を使用しておクルマを洗車してきた結果として、水ジミができないことを確認したうえで、お客様向けの販売にいたっております。

ぜひ純水による、楽で失敗の少ない洗車で「美しいクルマと共に暮らす。」上質な毎日をお送りくださいませ!

2020年02月11日