軽く汚れたホイールの洗い方~プロが教える正しい洗車方法~

ビューティフルカーズがお届けする「正しい洗車方法」 Vol.3

ホイールの洗い方 軽い汚れ編

前回のVol.2 洗車の手順(https://www.beautifulcars.biz/35501/)でお伝えしたように、洗車はホイールから行ないます。ホイールを最初に洗う理由は、ボディーを洗った後にホイールを洗うと、洗っている際にボディーに付いた水が乾いてしまい「水ジミ(イオンデジポット・ウォータースポット)」になってしまうからです。

それでは、早速動画をご紹介します。細かいご説明は動画の後に書いていきます!

動画の中で使っているものです。

1. コロイド洗浄剤こちらでお求めになれます

2. 柔らかいスポンジこちらでお求めになれます

3. 小判型の豚毛
※馬毛と言っていますが、豚毛の誤りでした)ブラシ(ホームセンターで買えます。ナイロンブラシだと硬くてタイヤに傷がついてしまいます)

4. 100円ショップの柔らかいコップ洗い用スポンジ
(高いプロ用のものより、柔らかくて、汚れたら気軽に交換できますので良いと思います。ただし、ザラザラと固めのスポンジの物もあり、それだとホイールを傷付けてしまいますので、使わないでください)

5. 100円ショップの柔らかいペットボトル洗い用スポンジ
(ブレーキキャリパーの部分など、ホイールとの隙間が狭い部分はこれを使うと便利です)

スポンジやブラシは柔らかいものを使いましょう!

【洗車方法の解説】

1.タイヤ、ホイール全体に水をかけて、砂や泥など、擦ると傷がついてしまう汚れをできるだけ流してしまいます。また、水分を含ませることで汚れを柔らかく落としやすくします。

2.「コロイド洗浄剤」(洗剤)をタイヤ・ホイールに吹きかけます。汚れはゴシゴシ擦って落とすのではなく、洗剤の力で分解して落とします。プロは洗剤を大量に使います。「コロイド洗浄剤」は素材に優しく、タイヤの油分などを必要以上に落としません。また、洗浄後はコロイド粒子が表面に残り保護膜としても働きます。タイヤは中から油分が自然に出てくるようにできてますので、本来はタイヤワックスは必要ないのです。

汚れがついて、タイヤが白っぽくなってしまう。
→タイヤワックスで艶を出してごまかす。
→タイヤワックスが劣化してさらに白くなる。

という悪循環が起こるのですが、この「コロイド洗浄剤」で洗うと、新品のような自然な艶が持続しますので、対やワックスを塗る必要がありません。ただ、いかにもといった艶にはなりませんので、そういった艶を求められる場合にはタイやワックスが必要です。シンプルで楽な洗車方法を求める当店では、基本的にタイヤワックスは使っておりません。

3.柔らかい「馬毛」の小判型ブラシを使い、タイヤに洗剤をなじませます。この後ホイールを洗っている間に、汚れが分解されてきます。洗剤を使いこなすには「反応時間」をとることが大切です。洗剤で汚れを落とすのは、化学の実験みたいなものなんです。

4.スポンジに洗剤を含ませ、泡立てたあと、ホイールをなでるように優しく洗います。強くこすると洗った気がしますが「傷」の原因になります。洗剤をたっぷりと使い、洗剤の力で落としましょう!この段階は砂や泥を落とすが目的なのでざざっと簡単に洗ってください。汚れが酷く、スポンジに砂汚れが付いたときは、できるだけこまめに水で洗って、砂などを引きずらないようにするのが傷をつけずに洗うコツです。

5.時々裏側も洗うと汚れが固着せず、綺麗な状態を保つことができます。裏側を洗うには、プロ用の道具など高価な物が多くありますが、硬い物が多く、当店にも道具はありますが、使っていません。100円ショップで売っている、普通のスポンジのコップ洗いが、柔らかく、汚れたら気軽に使い捨てできるのでとても良いです。食器用ですので、硬いスポンジもありますので、柔らかい物を選んでください。

6.ブレーキキャリパーなど隙間が狭い部分を、同じく100円ショップで売っている、ペットボトル洗い用スポンジで洗います。どうしても入らない場合は、無理せずクルマを動かしましょう!

7.ついでにフェンダーアーチの耳の部分(表面ではなく、折り返されている中の部分)を洗っておきます。ここはタイヤで巻き上げられた砂などが沢山ついていて、この後ボディーを洗うときにその砂を引きずってしまわないように、今の時点で洗っておくと良いです。

洗うのはここです。折り目よりボディー側を洗わないようにしましょう!

7.洗剤や水が乾かないよう、一度軽くすすぎます。そして残った汚れを確認します。

8.隅々や、固着気味の汚れなどが残っている場合、「マイクロファイバークロス(こちらでお求めいただけます)」に洗剤を含ませ、優しく拭き取ります。今回使っているクロスは、ボディーに何度か使って、風合いが少し悪くなったものを使っています。もちろん、毎回洗濯して、最後はこのようにホイールなどに使ってから捨てています。当店でご用意している新品クロスは、このような細部に使えるよう、小さくて、安くて(1枚100円)風合いが良い物を販売しています。

9.最後に水で洗剤を良く濯ぎましょう。

以上で完了です。コツは

・ゴシゴシせずに洗剤の力を使って優しく洗うこと。
・砂を引きずらないこと。
・水や洗剤を乾燥させないこと。

です。ササッと楽しく洗いましょう!次回はいよいよボディーの洗車方法です。お楽しみに!

2018年02月02日