トラップ粘土の傷を研磨

こんばんは!社長の村上です。

建国記念日の今日、良いお天気でしたねー!そんな中、ビューティフルカーズは、遮光されたコーティングブースで、西日を再現したライトに照らされながら、ポルシェ マカンを一生懸命研磨しておりました^^

こちらのお車、新車購入時にディーラーでコーティングをしたものの、全然違いがわからず、もっと美しくしたいと、ご自身で色々とお手をかけられていたそうです。リヤ周りに自車の巻き上げた鉄粉が付着し、ザラザラになってしまったので、トラップ粘土で除去され、「ツルツルになった!」とご満足されたのも束の間、その部分が傷だらけになってしまったとのことでご来店くださいました。

トラップ粘土は、正しく使っても傷が入ってしまいます。一般の方が説明書を見ながら使うと、こうなってしまうのは、当たり前だと思います。トラップ粘土が普通に売られ、ガソリンスタンドなどでも、鉄粉取りで普通に使われている。もともとこれ以上の傷が付いているから、粘土の傷が気にならないんですね。でも、車は正しく洗車すれば、こんな傷を付けないで維持することができます。そして、トラップ粘土は傷を付けます。当店がトラップ粘土を使うのは、研磨前提の場合のみです。通常は洗剤とマイクロファイバーで、塗装面に傷を付けないように鉄粉も除去いたします。

トラップ粘土により付いてしまった傷。

DSC_9907

パネルの縁に粘土がひっかかり、より深い傷を作っています。

研磨前。

DSC_9940

パネルの縁は、塗装が薄く、ギリギリまで研磨するのは大変難しいのですが…縁までしっかりと研磨しました。

左側パネル、研磨後。

DSC_9969

傷が鋭く深い為、細心の注意を払いながら研磨を進めます。

image2

鉄粉や砂を粘土で引きずったと思われる、鋭く深い傷。通常の研磨をしても、この様に残ってしまいます。

研磨中。

DSC_9958

塗装を削りすぎずに深い傷を消すことができる研磨方法で、深い傷を一つ一つ研磨していきます。大変な時間がかかりましたが、大切な愛車が傷付いてしまい、悲しい思いをされたオーナー様に喜んでいただけるよう、可能な限りの傷を除去いたしました。

研磨後。

DSC_9964

エンブレムの文字の間にも傷が。

研磨前。

DSC_9955

小さなポリッシャーで文字の間も研磨いたしました。この文字の間だけ、深い傷が1本残ってしまいました。

研磨後。

DSC_9966

リヤフェンダーの様子です。

研磨前。

DSC_9980

反対側のリヤフェンダーです。

研磨後。

DSC_9981

DSC_9979

傷の酷いリヤ周り以外も研磨を進めております。ディーラーのコーティングでは分からなかった違い。当店のコーティングで分かっていただけるように、心をこめて作業を進めております。

DSC_9974

明日も引き続き、研磨を進めて参ります!研磨が完了しましたら、濡れたような深い艶がご希望とのことですので、TTクリアコートを施工予定です。仕上がりが楽しみです!

2016年02月11日
施工内容: