洗車傷がついた新車と、洗車傷の無い1年経過の車

現在ご入庫中のアウディA6、本日は一日中研磨を行っておりました。白く見えるコンパウンドの粉が、戦いを物語ります。

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研磨前のボンネットの様子です。細かい傷が沢山付いているのがお分かりでしょうか?新車で納車されてすぐご入庫いただきましたが、この様な状態でした。アウディの塗装はとても硬く、洗車傷が付きにくいのですが、納車前の洗車で傷を入れてしまったようです。

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これを研磨して、この様な状態にいたします。

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美しく研磨するには、確かな技術と、大変な根気が必要です。

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運転席ドアに白く見える跡は、納車前に機械で研磨をした跡です。

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研磨した際の粒子の跡が残り、モヤモヤとオーロラの様に揺らめきます。研磨すると、この様な跡が残るというのは常識です。

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しかし、当店の研磨はこの様な跡は一切残しません。しかし、写真が少々ピンボケです。あまりに綺麗でピントが合わせにくい…というのは言い訳です。店長は写真撮影はイマイチです。研磨に全力を注いでいるのでしょうが、せっかくの良い仕事をブログで紹介できませんので、なんとかお願いします!

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研磨の仕上がりはバッチリです。

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明日、コンパウンドの粉を洗い流して、コーティングをして参ります!

ところで、こちらのマツダ アクセラ。

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新車納車から、間もなく1年が経過しますが…洗車傷がほとんどありません。

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オーナー様が洗車されたり、当店の洗車をご利用になったりしておりますが、正しい洗車をしますと、1年経ってもこんなにも洗車傷が少なく保てるのです。シミが目立ちますが、これは夏の間数ヶ月洗車ができなかった際に付いてしまいました。残念ながらシミを落とす洗剤でも除去できませんでした。

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こちらのお車、ディーラーでの扱いが良く、新車時に洗車傷が殆どありませんでしたので、研磨無しでお手頃価格のビューティフルコートを施工していただきました。ただし研磨しておりませんので、新車に見られる塗装の曇りはそのままになっております。車は工場でロボットが塗装した後そのまま完成ですので、塗装表面には若干の曇りが発生しております。美術品や工芸品は、職人が丁寧に磨いて仕上げます。しかし、工業製品である車は、全ての車を職人が研磨することはコスト上不可能ですので、そのまま出荷されているのです。「職人が研磨することにより車は完成する」と、私共は考えております。シミを研磨する際に、塗装の曇りも取れますので、この調子でいきますと、新車より綺麗に仕上がりそうです^^

傷だらけの新車と、傷の無い1年経過した車…一般的にはなかなか知られていない事実です。あなたのお車はいかがでしょうか?

2015年12月18日